2007年06月20日

「日本軍の武道経験者が捕虜を人体実験」??



「草莽・杉山奮戦日記」by杉山頴男氏より引用


「・・・小輩、巻藁は斬ったことあるが人様はまだない。動かないものは誰でも斬るが、動くものを斬るのは腕以上に肝が据わってないとダメらしい。その練習にもって来いの者が現れた。巻藁の台に縛りつけて、かわりに斬ってみようか。
 
 講談社の漫画雑誌「イブニング」連載中の「餓狼伝」の画作者、板垣恵介なる者である。5月22日発売号に、こんな描写がある。
 「1937年 日中戦争」「12月10日より南京にて20万人以上の犠牲者を出した 南京事件」「その陰で行われた 日本武道の恥部」との文字がコマの絵にある。
 日本武道の恥部とは――日本軍の武道経験者が捕虜を人体実験したそうだ。
「あろうことか彼らは身体の自由を奪われた捕虜を実験台に 自分の技の威力を試したのである」との文字が躍り、空手家、古流武道家が縛られた捕虜を虐殺するコマが続く。古流柔術のスゴさを云わんがための挿入部だ。

 「餓狼伝」の原作は夢枕獏さん。獏さんのロングセラーである。ページの扉に原作・夢枕獏 漫画・板垣恵介としっかり明記されてあると云う。発売日、小輩が夢枕獏さんと旧知に仲であることを知る方から一報が入った。

 電話の主は、その問題のシーンは原作にあったかとの問いであった。
 電話での内容からするにあり得はしない。では、板垣なる者が原作にないのに書き加えたのか。それを獏さんは知っていたのか。そんな疑問から取り急ぎ、獏さんに電話し聞いてみた。やはり原作にはない。原作にない箇所は板垣の成せることであった。
 読者からの自分のホームページの書き込みで知ったという。獏さんとて「南京事件」を鵜呑みしているわけではないことは電話でわかる。このことを云うと自分だけがいい子になる。チェックしていなかった自分の責任、自分の落ち度として、折も見て誤りたいとのこと。獏さんのお人柄である。

 編集者はどう転んでも印刷される前、チェックしている。時代の流れに敏感であらねばならぬ編集士のセンスを疑う。いや、それ以前に基本のキとして原作者に問うべきであろう。・・・」


かなり前から格闘・武道界でも色々と動きがあるようです。
その辺についてはまた今度詳しく・・・
posted by 悲しき秀才 at 02:42| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
問題となっている号は未読ですが、おそらく板垣氏が親しくしてた合気道の故塩田剛三先生が話していたものが元ネタでしょう。

塩田先生は畑俊六陸軍大臣の甥で、拓大卒業後、支那派遣軍司令官秘書官として中国に渡り、合気道が実戦でどれだけ使えるかを中国人相手に試していたという話を、何冊かの著書でしていますね。
Posted by at 2007年06月22日 02:52
確かにそうですね
私の手元にあるのは「合気道修行」(竹内書店新社1991)なんですが、塩田氏が目撃した事件として同じような描写が出てきます。ただしこの本は塩田氏へのインタビューを元にした編集者の「聞き書き」なんですね。で、この本のイラストは板垣恵介氏w、聞き書き編集者は治郎丸明穂氏www

↑ちなみに治郎丸明穂氏は「格闘技通信」の元ライター、杉山頴男氏は「格闘技通信」の元編集長。。。
Posted by 悲しき秀才 at 2007年06月23日 02:02
数十名の捕虜を遊び半分になぶり殺す程度は、大戦中は何処の国の軍隊でもあった事件です
日本兵が中国兵をなぶり殺す事もあれば、中国が日本兵をなぶり殺す事もありました

軍機違反は厳罰という建前だったんですが実際は黙認したり士官自ら犯罪を実行したりで
銃剣突撃の練習台として柱に縛り付けた中国の捕虜を突き殺したとか、盗んだり犯したり、
中国戦線ではその手の軍規違反や条約違反が多過ぎて上層部や現場の幹部が頭を抱えていました

業務日誌や会議録でも度々問題視されてましたから、この程度の虐殺は不自然ではないでしょう
Posted by at 2016年05月24日 10:39
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