2008年08月04日

同殿同床

古事記・天孫降臨の段に、天照大神の神勅として


「此之鏡者專爲我御魂而如拜吾前伊都岐奉次思金神者取持前事爲政」

(「この鏡はひたすらに我が御魂として、我が身を拝むように祭祀しなさい。次に、思金神は我が身の祭祀を取り扱って仕事としなさい」)


とあり、神武天皇以来、宮中で祀っていた天照大神(と倭大国魂神)だったが、崇神天皇は、わずか十代目にして、天照大神に命じられた祭祀(=天皇の本業中の本業)を、何故か全面的に外部にアウトソーシングする。(日本書紀・崇神天皇6年の条)


この一件は、宮中祭祀のみならず、我が皇室を考える上でこれ以上ない重大な「事件」なのだが、あまりにも重大すぎて、皆スルーするか、ゴニョゴニョ言って誤魔化すしかなかった。


そしてこの件が再び(ひそかに)クローズアップされるのは明治天皇−大正天皇の代のこと。



で、豊鍬入姫命に託された天照大神の祭祀は、笠縫邑(三輪)、元伊勢(今話題の大江山の近く)などを経て、最終的に今の伊勢神宮の場所に落ち着くわけだが、そこに至るまでの経緯について、「書紀」はこれでもかとばかりに物部氏との何らかの繋がりを示唆する。


あと、「敦賀」の語源とされる「ツヌガアラシト」が「天日槍」とイコールとして、そのあたりの「書紀」(や播磨国風土記など)のエピソードは、すべて天皇家+親天皇家勢力vs反天皇家勢力の争いに関わっている。


ま、ひとことで言っちゃえば、あちらさんはよく勉強してるな〜、ということです。
posted by 悲しき秀才 at 01:04| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このエントリにエロスパム来たか・・・

冷凍庫に入れてあるとっておきのゴディバのアイス、溶けちゃうのも嫌だから、少し控えますか。
Posted by カナシキシュウサイ at 2008年08月04日 03:44
天皇家+親天皇家勢力vs反天皇家勢力と一文字国と二文字国は関係があるのでしょうか?
それとミトラとCLAMP、アルカナは・・・。
Posted by 保守系左派 at 2008年08月04日 21:20
一文字国=大陸、二文字国=半島ってことで言えば、関係があるどころじゃなくて、当時の大陸・半島情勢を考えないと何も見えてこないですよね。
大陸の北のほうと南のほう、あと半島も分立してたわけですし。で、それぞれと日本列島内の各勢力との関係。ポイントは、藤原氏はどこから来たか?でしょうか・・・
通俗的には半島とか言われるけど、それだけは無いんじゃないかな、と。

サブカルのカバラ関係って、いろいろありすぎて、正直言って頭ゴチャゴチャ・・・
誰かわかりやすくまとめてくれたりしてないのかな
Posted by カナシキシュウサイ at 2008年08月06日 04:04
ご返事ありがとうございます。
大陸系は祖先の地(出生地)を移民(移動)先に付け直しますよね。関東と関西での同一地名もその流れの一環でしょうか?


蘇我氏(半島系)の打倒の経緯からみて藤原氏は半島系ではないでしょう?春日大社は国津神だった気がする
Posted by 保守系左派 at 2008年08月06日 13:00
>地名
けっこう多いでしょうね

蘇我氏は半島系ではなく、さらに藤原氏は蘇我グループの一員であったと考えると、いろんな辻褄が合ってくる・・・
Posted by カナシキシュウサイ at 2008年08月08日 01:08
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